どうも、レンジです。
今回は「人は話し方が9割」という本を読んだので感想やレビューを書いていきたいと思います。
累計で40万部売れていて、テレビや雑誌でも取り上げられている有名な本ですね。
Amazonの評価でもレビュー数が230を超える中で3.8を獲得しています。
この本を読んだのはつい最近のことなのですが、僕が以前から使って結果を出してきた方法なども紹介されていて良書だなと感じました。
あんまり言いたくないですが、かなりの出来の良さに、同じくコミュニケーションを教える人間として著者に嫉妬しましたね。
って感じで勝手に負けた気分になってました(苦笑)
それくらい会話が苦手な人にはドンピシャな内容となっています。
それこそ、コミュ障を卒業したいならとりあえずこの本を読めばいいんじゃないかなって印象を持ちましたね。
なんだか回し者みたくなっていますが、そこまで言い切れる理由をレビューと共に解説していきたいと思います。
人は話し方が9割はどんな本?
この本がどんな本かと言うと、
「会話やコミュニケーションが苦手な人に、会話ってこう考えてこうやればいいんだよって教えてくれる本」
です。
一言で言うなら「会話の教科書」ですね。
僕自身、これまでいろいろなところで会話について勉強してその本質を学んできましたが、それに共通する内容がたくさん書かれていました。
内容に関しても薄っぺらいなんてことはなく、理論や具体的なアクションプランが書かれているので読んだその日から実践していけばOK、という構成になっています。
また、この本は全部で240ページあるのですが、読みやすい文体で書かれていたり、適度に図解が入っているのでサクサク読めます。
実際、僕も読み終わったときに「え?もう終わりまで読んだのか」と負担の軽さにビックリしました。
ビジネス書とかと比べると本当にあっさりと読めるので、そこもいいポイントの1つですね。
そういう意味で読書が苦手な人でも読める取っつきやすい本って印象を受けました。
人は話し方が9割はどんな内容?
肝心の中身ですが、僕は一通り読んでこの本のポイントは、以下の3つに凝縮されていると思いました。
- 「うまく話す」より「うまく聞く」
- 人はどんな人とまた話したいと思うのか?
- 大事なのは好かれることより嫌われないこと
基本的に会話系の本って「自分がどんな発言をするか」に主眼が置かれていることが多いのですが、人は話し方が9割は違います。
何を言うかではなく、相手にどんな風に話してもらうかにフォーカスしています。
「うまく話す」より「うまく聞く」
結局、話すのがヘタな人が饒舌に話そうとしても、うまく行かないことが多いんですね。
もちろん、努力をすれば話せるようにはなります。
でも、話すのがヘタな人が自分が話す方向で努力しても効率が悪いというか。
そもそも向いていないので、努力に対して結果がついてこないんですね。
それなら相手の話を聞く方に徹する方が合っていますし、うまく会話を盛り上げられるようになるでしょう。
自分が饒舌に話すというのは、あくまで会話を盛り上げるための手段の1つであって他の方法でも会話を盛り上げることはできます。
それが相手にどんな風に話してもらうかって方法です。
人は話し方が9割では、人間の深層心理を元にどんな話し方をするのがいいか解説しています。
その深層心理を人は話し方が9割では「3大原則」として紹介しています。
- 人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である
- 本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している
- 人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる
この心理をベースに考えると、自分が饒舌に話すよりも相手に話してもらう方が話が盛り上がるんですね。
人はどんな人とまた話したいと思うのか?
いくら人とうまく話せても、そこで関係が切れては意味がありません。
1度話して、それ以降は会いも話もしない。
こんな関係の人ばかりできてしまったら会話ができるようになっても意味がないですよね。
それを防ぐために必要なのが、相手から「また話したい」と思ってもらうことです。
そうなれば2回でも3回でも会話ができます。
人は話し方が9割では、相手にまた話したいと思ってもらう方法についても解説しています。
- また会いたいと思ってもらうために必要な考え方
- 正しい話よりも好かれる話をする
- 初対面の人との話し方
- 相手との共通点の探し方
- 人は「笑わせてくれる人」よりも「一緒に笑ってくれる人」が好き
などなど、どうすれば相手の心を掴めるのかが網羅的に解説されています。
ボリュームとしてはそんなに多くありませんが効果のある手法がいくつも紹介されています。
もし、今の時点で、
という悩みがあるならば、この章は必読です。
大事なのは好かれることより嫌われないこと
会話が苦手な人は、人と話すときについ相手に好かれようとしてしまいます。
しかし、実はその前にやることがあるんですね。
ここを見落としていると、どんなに好かれようと頑張っても嫌われてしまいます。
じゃあ、何をするのかと言うと、
相手から嫌われないようにする
これです。
「え?」って思ったかもしれませんが、そもそも相手から嫌われたら会話をするどころではないんですよね。
たとえば、会話を始めてすぐに失言をして相手をイラっとさせてしまったらどうなるでしょうか?
まぁ、会話なんてできませんよね。
そこからリカバリーしようとしても、かなりの努力が必要でしょう。
なので、まずは相手から嫌われないことが必要になってくるんです。
具体的には、
- 余計な一言を言わない
- なんでも正直に言えばいいと言うものではない
- 正論を言うときは変化球で
- 悩んでいる人にポジティブアドバイスはしない
- 嫌われる人の話し方と共通点7選
などなど、いつの間にか人に嫌われてしまう人に必須の内容となっています。
個人的には人は話し方が9割の中で最も大切なのはこの内容なんじゃないかなと思いました。
というのも、この嫌われないってコミュニケーションの大前提なんですね。
そして、この大前提ができていない人って意外といます。
僕自身も普段は大丈夫だけどふとした瞬間にミスしたりして、後から1人反省会をしたりします(苦笑)
なので、会話のやり方とか相手の話を聞くとか以前に嫌われないことが必要なのかなと。
そういう意味で、この話が最も大事かなと思いました。
人は話し方が9割は買う価値があるのか?
では、人は話し方が9割は買う価値があるのか?という話ですが、非常にオススメです。
もちろん人によって買う必要があるのか、別に買わなくてもいいのかは変わってきます。
なので、どんな人が買うべきか、逆にどんな人は買わなくていいのかを説明していきます。
人は話し方が9割を読むべき人
じゃあ、どんな人が人は話し方が9割を買う必要があるのか?って話ですが、コミュ障、会話ベタの人はマストですね。
たとえば、
- 初対面の人と何を話していいかわからない
- すぐに会話が途切れて沈黙になってしまう
- どうすれば話が盛り上がるのかがわからない
- 会話がヘタなせいでなかなか人と仲良くなれない
- 会話やコミュニケーションに苦手意識を感じる
こういった人は読んだ方がいいですね。
何なら、今すぐこの記事を読むのをやめてAmazonとかで購入して欲しいくらいです。
どうやって会話をすればいいかが具体的なアクションプランまで含めて書いているので、明日から会話のやり方を改善していけます。
2度と「どうやって会話をすればいいかわからない・・・」と悩むこともなくなります。
自分は会話がヘタで一刻でも早く改善した方がいいと感じているのであれば、この本を買って損はありません。
人は話し方が9割を読まなくてもいい人
逆に、会話くらいなら全然余裕でできるとか、コミュニケーションの悩みはないって人は読まなくてもいいと思います。
そういう人にとっては人は話し方が9割はカンタンすぎるので。
「なんでこんな当たり前のことしか書いてないの?」
ってなってしまうので、会話で苦労していない人は読まなくてもいいかなって思います。
人は話し方が9割の微妙なところ
ここまで人は話し方が9割を絶賛してきましたが、当然すべてが良いわけではなく微妙な点もあります。
たとえば、序盤の方で会話ではスキルよりもメンタルが大事と言っている箇所のあるのですが、個人的には「う〜ん」って感じでした。
いや、メンタルもマインドもどっちも大事じゃんって思ったんですよね。
人は話し方が9割の中では話すことが苦手と思い込まないようになれば、ラクに楽しく肯定的になって会話がうまくなっていくと書いていました。
しかし、それは最低限の会話力がある人の話なんですよね。
元から会話力ゼロみたいな人がメンタルを整えるだけでは話せるようにはなれないです。
あとは、メンタルを整えても会話スキルがないとつまらない会話をしてしまう可能性もあります。
本人としては楽しく話しているつもりでも、相手からすると全然楽しくない、みたいな。
あなたの目的は単に会話を成立させることではなく、相手と楽しく話してまた話したいと思ってもらうことですよね。
それなら会話が盛り上がる可能性が1%でも上げるために会話スキルも身に付けた方がいいよねって僕は思いました。
他には、会社で苦手な上司がいてグチを言いたくなったときは。その上司に秘密であだ名をつけて裏でわからないように発散するのがいい的なことも書いていました。
これもハッキリ言って微妙ですよね。
そんなのあだ名をつけてもバレるときはバレますし、バレたときのリスクが大きすぎます。
それなら、会社とは関係ない友達と飲みに行って、そこで発散するとか。
家族に聞いてもらって発散するとか、そっちの方が安全です。
なので、すべてが完璧ではなく一部「ん?」と首を傾げるような内容も書かれています。
まぁ、とはいえこれは全体のごく一部でぶっちゃけ揚げ足取りレベルの話です。
全体を通しては有益な内容が大半なので、しっかりと取り入れるところと取り入れないところを分ければOKです。
会話がうまくなりたいなら我流でやってはいけない
ということで、ここまで人は話し方が9割をレビューしてきました。
僕としては、ここまで完成度の高い入門書を初めて見たので、かなりの衝撃を受けました。
「もうコンサルのとき、この本オススメしておけばそれでいいんじゃね?」
って気持ちになりましたね。
(実際にはそんなことはしませんが笑)
会話力を上げるときに限らず、何かを始めるときの鉄則に「我流でやってはいけない」というものがあります。
これは大きく結果を出している経営者の間では当たり前の考え方なのですが、自分でやろうとしたらダメなんですよ。
だって、その分野においてはど素人なんだから。
素人が試行錯誤するよりも最初から本の内容を実践したりコンサルを受けた方が、結果が出るのが早いし間違えないんですね。
なので、会話力を上げたいなら我流ではなく人は話し方が9割などを参考に行動した方がいいんです。
この本ならそれに値するだけのクオリティはありますので。
正直、1,500円しない金額でこれだけの知識が手に入るなら買わない手はないなって思います。
最初の方でチラッと書きましたが、この本には僕が以前から使っている手法なども紹介されていました。
それこそ、何万円のお金を払って手に入れて知識もありました。
また、全体的な方針も学んできたことや僕の会話方針に通ずるものがあり、かなり本質を捉えた内容になっています。
一度、学んでしまえば一生使い続けられるので、迷っている人はぜひ手に取ってみることをオススメします。
では、今回はここまでにします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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以前の僕はどうしようもないほどのコミュ障でした。
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